失敗しない「新商品」を作るには、ずばり「顧客の声を聞く」が正解です。
スモールビジネスが成長していくためには、
- 既存商品をコンスタントに売っていくこと
- 新商品の成功確率をできるだけ上げること
この両輪が必要ですよね。
いや、新商品に関しては「成功する」と言うより、どちらかと言うと「失敗しない」ことの方が求められるかもしれません。野球に例えれば、全ての打席でホームランを打つ必要はないけど、振り逃げでもデッドボールでもいいから、ともかく「塁に出る」ことが重要なのです。
スモールビジネスの売上アップ:失敗しない「新商品」の作り方
で、「新商品」と聞くとすぐに「市場調査」とか「グループインタビュー」と発想をする方がいますが、もしそうであれば、大企業のやり方に相当毒されています(笑)。気をつけましょう。
スモールビジネスにはスモールビジネスの成功法則があります。新商品の発売に関しては市場調査やグループインタビューではありません。
それは「顧客の声を聞く」なのです。
でも、実はこれも正しくありません。
正しくは
なのです。
ここではリピーターを平たく「常連さん」と言うことにしましょう。
常連さんとはどんな人か?
常連さんとは
- 一定期間あなたの商品・サービスを使い続けている人
- あなたのターゲットのど真ん中(である可能性の高い)人
- 他社に乗り換えるためのコストが高い人
です。
つまり、常連さんとは、
なのです。
なので、常連さん本音は超重要。
さらに重要なのは・・・
でも、もっと重要なのはやり方。
- 質問したり
- 聞いたり
するのはダメ。
人は聞かれれると「それなりの答えを用意しなきゃ」という気持ちになり「こんなこと期待されているんだろうな」という落とし所を見つけて答えてしまうもの。なので、「新商品を売上げる」という点では参考になりません。
やるべきは
常連さんから

〇〇みないなもの作ってよ

こんなのあったらいいのにねぇ〜
と自然と言わせる環境作りです。つまり
こそがスモールビジネスオーナーであるあなたの役割です。
常連さんの声を聞いて大成功
私のクライアントさんでロサンゼルス周辺のファーマーズマーケットで果物を販売する直売農家さん。
採れたて新鮮はもちろん、オーガニック栽培を売りにしていることもあり、どのファーマーズマーケットに出店しても大人気の農家さんです。
昨年冬に顔出してみた時、それまで何年もやってなかった「チェリモヤ」が売られていたので尋ねてみると、「常連さんから『作って』って言われてたんだよね〜」と。
で「売上は?」って聞くとびっくりするほどいいらしい。
チェリモヤとはカリフォルニアでは冬から春にかけて採れる果物で、「カスタード・アップル」と言われるほど甘いのが特徴。
結局その時期の売上の3割を占めるヒット商品になったのです。
まとめ
常連さんの「声に出してくれた本音」は思っている以上に重要であり貴重。本音の背後には何十人・何百人のニーズがあるかもしれないから。
そして、それをなんと!コストをかけることなく無料で知ることができるから。これこそがスモールビジネスの新商品開発における成功の秘訣。
なので、常連さんから本音(=要望)が出る環境を整えてることがスモールビジネスオーナーの役割であり、それこそが「失敗しない新商品の作り方」。
では
(あ)
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