結論から言います。
売上アップを目指すなら絶対やってはいけないことは
です。特にスモールビジネスでこれをやってしまうと厳しい結果が待っています。
ここでは、その理由と、その代わりに「売上アップのために何をやるべきなのか」についてお伝えします。
スモールビジネスの売上「ダメ!ゼッタイ」
無意識のうちに陥ってしまう「最高のビジネス」作り志向
「いやいや私はベンチャーとか向いてないし、投資家へのピッチとかも苦手だし、スケールするビジネスを狙っているわけでもなにのでスモールビジネスをやります」と言って始めたスモールビジネス。その多くの方が何故か「最高のビジネス」を作り上げようというマインドになってしまうのです。しかも無意識のうちにです。ここが恐ろしいところなのです。
- 誰も気づかなかったニッチを見つけ
- 誰もやったことのないビジネスモデルを構築し
- 最初から「仕組み化」が実現でき
- いつでもどこにいても売上が上がる
そんなビジネスを作り上げることを無意識のうちに目指してしまっているのです。
これ・・・できたら本当に素晴らしいですよね!
しかし断言します!
出来ないと言うか、目指すべきではない、と言った方が正しいかもしれません。そもそも、そんなことが簡単にできるなら大企業や目ざとい他のビジネスパーソンがやっています。
もう一度言います。「最高のビジネスを目指す」のは売上を上げる最も遠回りな道。いや遠回りというか売上にたどり着かない道と言った方がいいかもしれません。
なので、
そんな「夢みたいなこと」を目指してはダメ。
いや、
そんなことを目指すからビジネスがダメになるのです。
でも、そんな人ホントにいるの?と思ったあなた。これはホントにいます。しかも決して少なくないのです。
技術を追求していくと「もっともっと」という気持ちが強くなるあまり、技術視点だけの向上だけに目が行ってしまいます。あ、もちろん無意識にです。で、その結果、顧客が置いてけぼり、つまり、顧客のニーズや市場価値のことをすっかり忘れてしまうのです。これって決して珍しいことではありません。
では一体何を目指すべきなのか?
それは
です。見込み客のリストです。
- 一度でも名刺交換した人
- SNSで繋がっているひと
- ブログの読者
- 過去勤務していた会社の同僚
- かつて別の仕事で取引したことのある人・・・
もちろん、その全ての人が、今、あなたの商品に興味を持つとは限りません。
しかし、そのリストからスタートして興味の有無や濃淡で絞り込んでいき、絞り込まれた見込み客のレベルによって必要情報・有益情報を提供しつつ最終的にクロージングをかけたり商品の体験をしてもらったりしながら売上に結びつけるわけです。
その他、今興味なくても「いつかあなたの商品が必要になる」時が来るかもしれません。そのための「あなたの商品」価値の教育的提供をしていくのです。
このように
- 「興味や必要」の軸
- 時間軸
を味方にしながら顧客にしていく。そしてその元になるのがリスト。なにはともあれ「リスト」なのです。
こう言っても過言ではありません。いつ実現するかどうかわからない「最高のビジネス」を目指すのではなく「1つでも多くのリストを取る」これが売上を上げる最短距離。
そう思ってます。
集客に困らない大企業もやっている
なぜユニクロ、ブックオフ、マクドナルド・・・このような企業は集客に困ってないですよね、きっと。でも、このような優良企業がなぜアプリ会員の案内をするのか?
アプリ会員限定の商品案内、期間限定商品をお知らせ、割引クーポン・・・とお得なことと引き換えにアプリ登録を促します。なぜか・・・・?これこそがリストなのです。
顧客から企業にアプローチするのを待つのではなく、企業から企業のスケジュールで顧客にアプローチできる「プッシュ型のマーケティング」をする元がリストであり、それをアプリを使ってやっているのです。
「そんなことは知っているわい!」という声が聞こえてきそうですが、集客できる企業はみんなリスト取りをやっているのです。
このように誰もが知っている有名企業もやっているリスト取り。
なのになぜあなたはそれをやらずに「最高のビジネス」の構築を目指そうとするのか?
売上が上がらない原因はここにあります。
仮にあなたが
- 立地の悪い場所に店舗を構える小売業でも
- 地方都市でやっている斜陽産業だったとしても
リストさえ持っていれば
- 目玉商品のお知らせや
- サービス拡大した案内
- 新商品のお知らせ
などを「あなたから・あなたの都合で知らせることができる」そんな主導権を持てるのがリストです。
「最高のビジネスを目指す」という燃えたぎる気持ちを「一つでも多くのリストを取る!」に変えてみませんか?それが最終的には大きな売上アップに結びつくのです。
そして、それは今日からやれることです
リスト取り。ぜひやって下さい。伸びているスモールビジネスオーナーをベンチマークするのもやってみる価値あります!こちらも参考にどうぞ。
(あ)
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